「戦略的な取引」といわれるものがある。顧客組織の経営的な戦略にかかわる商品、サービスで、「かけがえのない」ものを購入する取引だ。その部品を組み込むことで競合商品と差別化できる性能を実現し、製品全体の品質を左右するようなものは、多少高くても買わざるを得ない。また、それは部品メーカーと顧客との共同研究や共同開発から生まれることも珍しくない。顧客は取引会社を絞り込み、「どうすれば自社の生産性が向上するか」「どうすれば抱えている問題を解決できるのか」といった問いに真剣に対応できるパートナーを求めているのだ。ここでは両者が利益を分かち合うWin-Winの関係が成立する。
(本文より抜粋)
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